6 Jan 2015

3年前から漢方薬にはお世話になっています。メンタルヘルスを壊して1しまい、なんとか「治したい」と治療していた時に出会った2のが、漢方薬でした。
本来的な意味で「治療する」
この点について漢方薬という視点から、熱く語られている書籍です。そして、下の一行を伝えたいという想いが詰まった本です。
漢方薬を使うことにより、医療全体の質が大きく底上げできると、私は確信しています。
かなり詳しい事例が詰まってます
『第3章 急性の病気にここまで効く』では、日常的に経験するツライ症状や、必ず病院で診てもらう必要がある病気など、幅広い範囲にわたり漢方薬が紹介されています。
医療機関で処方してもらうと、漢方薬も健康保険がきくため、お財布の負担も軽くなります。
天候が悪くなると偏頭痛に襲われて3ツライのですが、これに対応する漢方薬も紹介されていました。
なお、症状によっては「必ず医療機関にて処方を行ってもらう必要がある」漢方薬処方も、たくさん紹介されています。各々の処方の最後に注記されていますので、この点は注意して読む必要があります。
『第5章 漢方薬の上手な利用法 Q&A 』では、患者(一般)の立場から16つの、そして、医者の立場から4つの、質問形式にて漢方薬について、わかりやすく書かれています。
漢方薬は食前?
これについてもわかりやすい説明があり、いままでの疑問が解決しました。食事を中心としたタイミングではなく、下のような生活スケジュールにあわせて、漢方薬を飲むことが紹介されています。
- 起床直後
- 午後3時頃
- 就寝前
2種類・3種類の薬草が混ざることで
薬草と漢方薬の違いについても、一言で説明されています。
複数の薬草を組み合わせて使うと、今度は別の新たな薬効が生み出される
薬草とは一線を画す薬の力を持っているのが、漢方薬です。
放火犯を逮捕して火事を放置していたら
たとえ話ですが、どうでしょうか?
「そんな馬鹿なことはしない」と感じられるかもしれませんが、西洋薬の働き方は正にこれなのです。西洋薬は病原菌を殺すことはできますが、病原菌のために起きた炎症を治める力は無いですし、ダメージを受けた身体を回復させることもできません。
ところが、漢方薬によって、身体の「治す力」が引き上げられます。それによって、自分の力で治すことが意識でき、体の声がわかりやすくなると思います。
本来的な意味で「治療する」というのは、そういうことだと思う
井齋偉矢4 先生の言葉。これなのです。漢方薬の力を試してみませんか。書籍の巻末には、『サイエンス漢方処方5に賛同する医師リスト』も紹介されています。
読む言葉の力で、健康へ。
- 双極性障害と私。今までは怖がって自己紹介に書けなかったこと。 | ものくろぼっくす → http://www.monochrome-photo.info/?p=13180 ↩
- 3年間飲んだ西洋薬を止めて見えた、自分らしく生きること。双極性障害との共存。 | ものくろぼっくす → http://www.monochrome-photo.info/?p=23915 ↩
- 【iPhoneアプリ 「頭痛~る」】やっぱり天気と頭痛関係あるよ | ものくろぼっくす → http://www.monochrome-photo.info/?p=15331 ↩
- 東洋医学専門医を希望される先生へ | 静仁会静内病院 → http://www.seijinkai.net/kanpo.html ↩
- サイエンス漢方処方|臨床力を上げる キャリアを磨く 急性期の漢方|リクルートドクターズキャリア → http://www.recruit-dc.co.jp/kampo/ ↩
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