20 Mar 2015

「上手く生きたい」そう考えている時に、対となって頭に覆い被さる考えが「失敗したら」だと思います。
失敗したくない状態まで準備して「スタートしよう」と考えてしまいがちですが、失敗しないまでの準備を追いかけていたら、いつまで準備してもスタートできません。そんな「どうしたらいいのか」という気持ちに対して、行動することが大切というメッセージな一冊です。
結果を出している5名のインタビュー + 体験が詰まっている
行動したことで結果を出している5名の方のインタビューが掲載されており、体験を知ることができます。
- 遠藤貴子さん
- 矢島里佳さん
- 武田和也さん
- 本田正浩さん
- 勝屋久さん
見切り発車でも成功するために
一か八かと見切りで突っ走るのでなく、見切り発車したことを意識しながら、どんどんPDCAを実践していくことの大切さが指摘されています。
230ページから231ページにかけて、奥田さんが「共感を呼ぶ見切り発車と人に迷惑をかける見切り発車」の違いについて語られています。
発車するとき、そして発車した後に、どれだけの人を巻き込んでいるのかを常に意識すること。それらが上手くいかなかったときに、知恵とエネルギーの集約により、計画や手法を変更する勇気を持つこと。
走ってしまったら、あとは野となれ山となれでなく、走りながら常に感じ、進捗を確認して変更することが成功への道と説かれてます。
行動の中でPDCAを
PDCAが大切とよく聞きます。ただ、いままでの自分のは「日々はとにかくやる」そして「棚卸し」で『PDCA』をやるものだと思っていました。
そうでなく、行動しながらのPDCAをすることが大切というメッセージが「見切り発車」という言葉なのだと思います。日々の行動で、仮説設定、行動、検証、修正、仮説設定と、思考しながら、上のステージを目指して行動することの大切さが書かれた一冊でした。
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